マイセン 人形 扇子を持つ貴婦人

マイセン 人形 扇子を持つ貴婦 マイセン 人形 扇子を持つ貴婦人

商品コード:Y817/JF3
カテゴリー:人形
タイトル:扇子を持つ貴婦人(パリの市民)
サイズ:H=14cm
メモ:1999年製 原作=J.J.ケンドラー(J.J.Kändler)(900300-60251)
店頭価格:売済。お買い上げ誠にありがとうございました。

18世紀の西ヨーロッパの文化の中心はなんといってもパリにありました。国や宮廷においてはアカデミーやサロンが思想や芸術を発する場所でしたが、ブルジョワの台頭と啓蒙思想の広がりとともに市民階級の文化も鑑賞や話題の的でありました。ケンドラーとその直弟子のライネッケ(Peter Reinecke, 1715-1768)によって作られた「パリの市民(Cris de Paris)」は1756〜1763年の間に三十数体作られました。このシリーズはだいたいが13〜4cmの小柄な人形達で、1745年頃に作られた二十数センチとなる数体の「パリの物売りたち」とともによく知られたマイセンのフィギュリンです。記録では1750年頃ケンドラーはフランス探訪をしており、またフランスにおけるマイセンの重要なディーラーであったJean-Charles Huetの進言もあって、美術鑑識家ケーリュス伯爵(Comte de Caylus,1692–1765)による建築家・彫刻家のブシャルドン(Edme Bouchardon,1698-1762)の作品を写した銅版画を参考にこの「パリの市民(Cris de Paris)」を製作していったともされています。余談ですがこのエージェントのJean-Charles Huetの弟Christophe Huetは画家であり、彼の描いた水彩画や銅版画がかの有名な「猿のオーケストラ」の原案に関わっているとされています。現代作品らしく過度な絵付けは施さず柔らかな顔立ちの女性像に仕上がっています。台の裏側には双剣マーク。Painter numberが朱色で2239、9ABのimpressed markに60251のincised markがあります。

文:園田(Article by M.Sonoda)




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